世界のワインと日本酒、焼酎 丸本酒店

郷乃誉 「黒吟」 化けました!!

7月1日の小欄に書いていますが、今期出荷分の郷乃誉の大半が、原料米を「ゆめひたち」に変更しています。7月上旬に入荷の「黒吟」の第一印象は、何かが違う。香り、特に含み香に「艶」が感じられませんでした。黒吟1.8Lを置いてある居酒屋さんで、両者を比較するとそれはさらにはっきりとしました。しかし、ここのお酒は開栓してから変化する可能性を秘めています。

 

そんな訳で、冷蔵庫内で放置するとこ約3週間。やったーーーー!色っぽく変身しました。この変化には、前出の居酒屋マスターもびっくりです。

たしかに、以前須藤さんに酒造りにおける要因の優先順位について尋ねたところ、

1.水   2.酵母   3.米   4.技術

と語っていました。

郷乃誉 恐るべし、です。

2010年07月30日

花薫光がモナコ公国大公に献上されました

7月14日に郷乃誉・須藤社長がモナコ公国の王宮にて、アルベール大公(母はグレース・ケリー)に「花薫光」を献上されたそうです。どのような式だったのか詳細は分かりませんが、前日にはフレンチの重鎮、ジョエル・ロブション氏も同席だったとか。
本当に海外ではセレブやVIPを筆頭に、高い評価を得ています。
しかし、そうした海外での評価を聞くにつれ、その本当の価値を伝え切れないのが情けなく感じます。
酒造りに必要な要因、米・水・技のすべてが、他の追随を許さない程で、まさに孤高の存在。それ故に理解されないのではとさえ思いたくなる歯痒さがあります。
世の中で食の安心・安全が叫ばれる中、酒だけは別世界のような気がします。ワインの世界でも、リュット・レゾネ(減農薬)は当たり前、ここ20年で当初は「黒魔術」とさえ言われていたバイオ・ダイナミックス(ビオ)もすっかり市民権を得たどころか、超一流には不可欠となりました。
ところが日本酒では、「米だけの酒」とか怪しいものがまかり通っています。
 
本日、先にアップしたコラムに黒龍酒造さんとのお付き合いに感謝と記しましたが、須藤さんも世界的に認められる存在となっても変わらぬお付き合いを頂き感謝です。


2010年07月28日

黒龍酒造ホームページ 飲食店サーチ

7月26日より、黒龍酒造ホームページに飲食店サーチのページが追加されました。

見て驚くのは、件数の少なさ...掲載店なしの県が約半分。 今回の掲載は、当店のような黒龍酒造さんと直接取引きの酒販店から納入先の料飲店に記載事項や画像を依頼しての紹介ですので、未掲載の県にはまだ直接取引きの酒販店が無いという事かもしれません。ちなみに、当店は平成3年からのお付き合いで、直接取引きの酒販店としては最古参です。

素晴らしいめぐりあいに、「感動・感激・感謝」

これは、黒龍酒造さんのキャッチフレーズですが、偶然のような出会いから始まったお付き合いに「感動・感激・感謝」です。 

2010年07月28日

ワイン梅酒の作り方

今年は梅が不作とか。 それでも、先週末からホワイトリカーを買いに来られるお客様がいて、季節を感じると共に、昨年作ったワイン梅酒を思い出しました。 そこで、改めて作り方について。 といっても、ネットで調べると簡単にたくさん出てきますが... ところが、氷砂糖の量については梅1kg、ワイン1.8Lに対して、300g~1kgまで、色々です。 昨年は、梅1.5kg、ワイン1.8Lに氷砂糖600gでした。 実際は、最初450gで2週間後に150g追加です。 結局は、500~1000g位で適当でOKということですね。 チリ産のパックワイン、モンテスールがお勧めです。 ワインとして飲むなら赤の方がお勧めですが、梅酒なら白の方がお勧めです。

2010年07月07日

須藤さんとの話

昨日、郷乃誉 須藤悦康社長と約30分電話で話しました。
きっかけは、6月に送られてきた商品案内で、花薫光などの超高額酒を除き、全ての原料米が「ゆめひたち」に変更されています。
「ゆめひたち」の素性を聞くつもりで電話したのですが、須藤さんは語り出したら熱くなり止まりません。
須藤さんとのお付き合いは、1987年からですから、もう20年以上になります。
当時から無農薬での米造りに取組んでおられ、「常に20年先を見ている」と語っておられたのは今でも忘れられません。無農薬での米造り、生酒の商品化、アルコール添加の廃止、海外での啓蒙活動など、どれも先駆者であり、まさに20年先を見越した活動だったと思います。その須藤さんが、この先を見越して行っていること。それは、日本人の「脱・肩書き」「脱・ブランド」による本物の中身での価値判断、ということです。
我々酒販店や、酒造関係者でも、米の品種には「こだわり」があると思います。ところが、須藤さんによると、「山田錦」というブランドに依存しすぎで、米の質に関する大事な所を見ていないという現実に問題があるそうです。その大きな原因は、日本の米の質(等級)に関する絶対的な基準が無いことにあるそうで、不良年でも等級付けは「特」から始まってしまうために、最上級の原料と思い込まされているのが現実だとか。
実際に、山田錦の2割近くは「アオ」(未成熟米だと思います)が混在しており、これは精米機にかけると完全に砕けてしまいます。精米歩合は、投入した原料と、摺り上がりの米との重量比です。完全に砕けて糠になってしまう原料が2割混入した米1000kgを精米機に入れて、摺り上がりが500kgなら、精米は50%と表示されてしまいます。実際は、2割は無条件で糠に回ってしまうので、有効な原料は800kgですから、本当の精米は62.5%となり、「吟醸」の基準にすら達しないものが「50%」精白となる訳です。須藤本家では、自家精米なので、事前にメッシュで篩いにかけていますが、共同精米などで行っている所ではそこまでの下処理は出来ていないでしょう。
須藤さんが30年以上前に米の栽培に関わり始めた頃に、そんな蔵元はどこにもなかったそうです。
今、須藤さんが提唱していることは、やはりどこの蔵元さんや、一般のお客様には簡単には理解できないことでしょう。ただ、日本酒の低迷の原因がどこにあるのか?日本国内で若い人たちが見向きもしなくなってしまった日本酒が、なぜ海外で人気なのか?
6月28日のニッカン・ゲンダイにイオンが88円の「第3のビール」の発売に関する記事の中で、
「カルーアミルクで刺し身をつまむ味音痴な若者の急増で、ビール系飲料市場は縮こまる一方。」
との記述がありました。
私が、こんな若い人の話を持ち出したところ、須藤さんは逆に、飲酒経験の少ない彼らこそ偽者を見抜く味覚が健在であるとの見解を示しました。
海外での日本酒のプロモーションの際に、酒類業界ではなく酒に興味のある一般市民のお客様が、試飲の席で他の蔵元さんが持参のアルコール添加のお酒に対して、香りだけで、これはダメだと判断して驚いたそうです。今の日本人(中年以上)は、アル添酒に慣らされてしまい、判別する能力がないけれど、飲酒経験のないこれからの若い人たちのために、上記のような見せかけの50%精白や、ブランド・肩書き頼りではない本物を造っていく必要がある、と力説されておりました。

2010年07月01日

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